センター試験とムーミン
今年のセンター試験地理Bはちょっとした騒動がありました。ご存知の方も多いと思いますが、ムーミンの国籍問題です。試験直後にTwitterで「ムーミンの国籍なんて知らねーよ!」的な発言が目立ち、「いったいどんな問題だ?」と疑問に思いました。実際に見てみると、ノルウェー、スウェーデンとフィンランドでは語族が違うことと、ヴァイキング=ノルウェーの2つの基本知識があれば消去法で解ける問題でした。
題材にはなっていてもムーミンについての知識は不要でした。できないのは単に勉強不足。「文句言うな!ちゃんと勉強したなら解ける!恨むなら自分の勉強不足を恨め!」が感想です。「ムーミンの国籍はフィンランドじゃない。ムーミン谷だ!」という屁理屈をいう輩もいたようですが、なんで自分の勉強不足を認められないんですかね?
と言いつつ、実は自分も試験問題に文句をつけたことはあります。浪人時のセンター試験国語現代文。実は自分はセンター試験現代文で生涯通じての最低点(36/100)をとりました。なお古文漢文他科目は完璧に近いデキだったのでなんら影響はありませんでしたが。「うつ病の人間の話なんか正常な人間にわかるか!アレは出題がおかしい!」実際現代文の問題は文章書いた本人が間違える(つまり本人の意図と異なることが答えとされる)ことも多々あります。2度目の受験終了後、友人達とこの問題の話したところ、全員現代文が壊滅的なデキでした。現役で東大文Ⅰに合格した国語の得意な友人も「変な問題だ」と指摘していました。
「あの年の現代文は問題がおかしい。」平成○年度清水東理数科卒大多数の結論です。なんとも虫のいい話ではあります。