のの

お久しぶりです。坪井です。今日久しぶりにブログを書こうと思ったのは、大事なものを忘れないようにするためです。心の中だけの思い出にして、風化してしまうのが怖いからです。 のの。 ののは、おととし拾った野良犬です。最初はひどく悪臭もして、毛にもふんがこびりついていました。美容院で切ってもらってようやくシーズーだということがわかりました。

「飼ってた人に捨てられたのかな?」と思い、飼うことにしました。 拾ったときは皮膚病もすごくて、毛がほとんどないくらいでしたが薬用シャンプーでこまめに洗うことで、だいぶ毛もはえてきました。 最初は喜んで食べていたドライフードも、最近では肉ばっかり食べたがってドライをあまり食べなくなりました。(贅沢になったんですね) 人に捨てられて悲しい思いをしただろうから、幸せに老衰で天に召されてほしいなと思ってました。 しかし 先日、私が見舞いから戻ってくると、ののの魂は私の家にありませんでした。 ただ、私の帰宅に気付いたのか、身体をぴくっぴくっと震わせました。 待っていてくれたのでしょうか。 悲しいのは、犬同士の喧嘩でなくなってしまったらしいということでした。それは私の油断に原因があったのですが。 叶うなら、1時間だけでも時間を巻き戻して欲しい・・・! のの。のの。のの。 いくら呼んでも返事はありませんでした。 のの、のの、のの・・・ 最後に見たのは、ひなたぼっこしている姿でした。 自分がいつか死んだとき、虹の橋のたもとにいるののに会いに行って、今度こそ幸せにしてあげたいと思ってます。 ただただ、痛みと苦しみの中、死んでしまったのかと思うと悲しくてしかたありません。 本当にごめんな、のの。