とある話《とある海外旅行》

急に寒くなりました。雨が冷たく、長袖の上にはおりものがほしいくらいです。

この時期に思い出す、とあるアメリカ旅行の話。

 

 ある年の9月の下旬、Mは弟・伯母・そしてその娘であるいとこであるおねえちゃんと4人でアメリカ旅行に行くことになった。初めてのアメリカ、初めての海外旅行である。

叔母さんの息子、つまりはやはりいとこであるおにいちゃんが仕事でいるところへ訪ねていく。

 チケットなどは手配してもらったが、移動はアメリカ国内での乗り換えを含む十数時間。メンバー構成の色気のなさはともかく、行くだけでちょっとどきどきである。

 まずは成田まで移動する。待ち合わせした空港で驚いたことには、九州から出てきた叔母たちの荷物。なんと持てるだけの焼酎(しかも瓶)を持ってきていた。おにいちゃんがお世話になっている人たちに持っていくという。気付けば一人数本ずつ持って移動することになっていた。

 初の国際線の手続きには時間はかかったものの特に問題なく進んだ。良い季節とはいえ平日ど真ん中、こんなに多くの人が海外に行っているものかと驚く。

 成田からアメリカまでのフライトは食っちゃ寝食っちゃ寝よ~と聞いてはいたが、本当にそうだった。ひと眠りし、目をぼんやり開けると何かが出てくる。乗り物に乗ると眠くなる体質がこれほど便利だと感じたことはなかった。機内食は思っていたより美味しかった。隣の弟はお気の毒に眠れず退屈しっぱなしのようである。

 

 ようやく着いたアメリカの何某空港の第一印象は、「大きい」だった。空港の広さはもちろん、トイレも、人も、荷物も、食べ物も、とにかくなんでも広い、大きい。百聞は一見に如かずとはこのことだ、そこはまさしくアメリカだった。

 しかし感動している暇はなかった。移動だけで終わる旅行初日の最大のイベントであろう「乗り換え」をしなければならないのだ。

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 緊張した面持ちのまま4人で移動する。ターミナルAは、こっちね・・。なんかすごく歩かなきゃいけないみたい。あ、カートがあるよ。と引っ張ったカートが動かない。

・・?すると、知らない外国人、じゃないここでは自分たちが外国人だ。とにかく知らない人が何か声をかけてくれている。なんていう文だったかは、もう忘れたけれど

 「そこにコインを入れなきゃだめよ」笑ってそう言って教えてくれた。

 あ、そうなのね~。大きなカートを手に入れた一行は身軽になり、急に優雅な気分でゲートに向かった。

 無事、目的のゲートに到着~。

 が、そこに出ているフライト先を見て凝視。

「行き先が全然違うんだけど!?」